どの車にも標準装備されているエアバッグ。事故が起きた時、ドライバーや同乗者の命を守る大切な役割を果たします。
そんなエアバッグが開いてしまった場合、修理か廃車かとお悩みの方はいませんか？
今回はエアバッグが開いた車をどうしたらいいか、修理費用や手放す際の売却方法などをご説明します。ぜひ参考にしてみて下さい。

エアバッグのしくみ

エアバッグは車両前方に設置されたセンサーが衝撃や角度を感知して、センサーが大きな事故だと判断した場合に作動します。
そのセンサーが強い衝撃を感知すると、コントロールユニットを経由してガス点火装置のスイッチが入り、0.03秒後というわずかな時間で空気が送り込まれエアバッグが開きます。
このようにエアバッグにはエアバッグ本体だけでなくセンサーやガス点火装置などが必要です。基本的に使い捨ての装置なので一度しか使用できず、一度開いてしまったらパーツや機構をまるごと交換することになります。
また、エアバッグはシートベルトの働きを補助し、致命傷を防ぐという大きな役割があります。エアバッグによってシートベルトだけでは防げない衝撃を吸収し、車内で頭や胸を強打することを防ぎます。エアバッグはシートベルトとセットで効果を発揮します。

エアバッグはこんな時に開く

エアバッグは、時速20km～30kmでコンクリートのような衝突してもへこまない壁に衝突したり、車の前後左右30度以内から同じような衝撃を受けたり、停止している同じようなクラスの車に時速40～60kmで正面衝突した場合などに開きます。
事故ではなくても、縁石や路肩に乗り上げた時や段差でのジャンプや着地の衝撃など、一定の衝撃を受けるとエアバッグが開くことがあります。

エアバッグが開いてしまったらどうすればいい？修理費用は？

一度エアバッグが開いてしまったら自力で何とかできるものではないので、専門業者に修理の依頼をしましょう。
エアバッグが開いた場合、破裂したハンドル部分、エアバッグ、配線部品、エアバッグ制御コンピューターなど多くの部品を取り換える必要があり、運転席・助手席両方のエアバッグが開いた場合の修理費は10万円～30万円ほどになります。
しかし、年式の古い車やカーテンエアバッグ、サイドエアバッグ、輸入車の場合は50万円～80万円とかなり高額になります。
事故によってエアバッグが開いた場合は車体にもダメージがあるので車本体の修理も必要です。ガラスやバンパー、大事故だとフレームやエンジンなどの修理です。
路肩に乗り上げた衝撃で作動したという場合でも、エアバッグが開く衝撃でどこかに不具合が発生しているかもしれません。

いずれにせよエアバッグの修理だけでもかなりの出費になる上、事故の場合は車本体の修理費も加わって、合算すると車を買い替えるより費用がかかる可能性があります。
そんな場合は廃車処分にして乗り換える、という選択肢があります。
事故であれば保証金で修理費を負担することができる可能性もありますが、修理箇所が多いと自己負担が発生することもあるため、修理費と保険金を比べてみて下さい。

エアバッグが開いた車の処分方法

保険会社の指示に従って処分する

車両保険に入っている場合は、まず保険会社に連絡しましょう。保険会社に修理見積金を査定してもらい、破損部分を保険金で修理できるかチェックします。年式や走行距離など、保険会社の設定する条件に満たなければ査定額が低くなるので、自己負担額が発生します。このように保険金だけでは修理費が足りず、自己負担が発生する状態を「全損」といいます。
こうなると不足分を自己負担して修理するか、車を処分するかの2択です。処分する場合は査定された保険金を保険会社から受け取り、事故車の所有権を保険会社へ渡して処分してもらうことになります。

廃車買い取り業者に依頼して売る

エアバッグが出た車は下取りでは事故車扱いになります。中古車の買い取り業者では事故車は専門外のため高額査定は期待できません。
事故車として買い取ってもらうのであれば、どんな状態の車でも対応してくれる廃車や事故車の買い取り専門業者に売却するのがおすすめです。
輸入車専門の廃車・不動車 買取キングでは、輸入車を熟知しているからこそ価値のあるパーツやオプション装備などの目利きにも自信があり、日本国内外への供給ルートがあるからこそ高く買い取れる可能性があります。
さらに、大切にされていた愛車への愛着分も乗った距離から査定して考慮させて頂きます。
お車の保管場所まで買取キングのスタッフがお伺い致しますのでレッカー代金はかかりません。

輸入車の事故車買い取りは買取キングへお任せ下さい！

エアバッグが作動してしまった状態の輸入車の修理は高額になる事が予想されます。
また、買い取り査定で値段がつかなかったり、逆に引き取り費用がかかってしまう場合もあります。
エアバッグの修理費用が高額になりそうでしたら、ぜひ一度買取キングの査定をお試しください。